言葉

言葉はまるで剣のようだね
誰かを傷付けるのが得意みたいだ
言葉はまるで盾のようだね
誰かを守るのが得意みたいだ
 
言葉の表面には見えない嘘
その裏にあるものは また嘘
そんな嘘で自分を着飾ることが
素敵に見えるのかい?
 
君の真っ直ぐなその瞳には
僕の小さな嘘も映らないんだね
僕も真っ直ぐに向き合ってたら
2人の人生はまだ続いてたんだろう
 
 
自己防衛の嘘ばかり吐いて
僕だけ傷付くことを怖がってた
重ねた嘘が崩れ落ちた時
僕の言葉は君に届かなくなった
 
君は傷付くことを怖がらず
本気で僕を愛してくれてたね
目に見えないものすら信じて
未来を見ていたんだね
 
君の真っ直ぐなその瞳から
零れ落ちた雫は歩道に落ちて
強く真っ直ぐに伸び続ける
小さな花の生きる意味となる
 
 
誰かが傷付くことで 誰かが得をする
誰かを傷付けることで 自分が辛くなる
それでも僕らは嘘を吐く生き物だから
 
 
君の真っ直ぐなその瞳には
僕の小さな嘘も映らないんだね
僕も真っ直ぐに向き合ってたら
2人の人生はまだ...
 
君の真っ直ぐなその瞳から
零れ落ちた雫を受け止めて
僕の言葉を洗い流しても
終わった僕らの関係は戻らないんだ
 
 
僕の言葉はまるで剣のようだね
君を傷付けるのが得意みたいだ
僕の言葉はまるで盾のようだね
自分を守るのが得意みたいだ

 

言葉の裏と表。

 

 

目に見えないものだけど、目に見えたところで、それが嘘なら意味が無い。

 

 

さよなら。

 

 

遥か遠い、嘘ばかりだったあなたへの恋。